最近、口臭の原因として挙げられるようになったのが「ドライマウス(口腔乾燥症)」。唾液の分泌量が病的に低下している状態で、このことが、口臭を引き起こしているというのです。

唾液は、食べ物を洗い流しつつ、消化酵素を出し、口腔内の細菌やウイルスを撃退し、歯をコーティングする物質を含んでいるなど、実にさまざまな働きを担っています。唾液が減ることで、こうした働きが行われなくなって口臭が出るわけです。

唾液の分泌が減少する要因として、3つの理由が挙げられます。

ひとつは「口呼吸」。口輪筋(こうりんきん)という口の周りの筋肉が弱い、あるいはあまり使わない、鼻に病気を持っていて鼻呼吸がスムーズにできない人に多くみられます。

ふたつめは「よく噛まない」。口輪筋が弱いことにもつながるのですが、食べ物をよく噛まない人、やわらかいものばかり食べる人などは、唾液を分泌する唾液腺への刺激が少ないため、唾液分泌がどんどん減ります。

みっつめは「自律神経失調」。唾液の分泌は自律神経によって調節されているわけですが、ストレスをためたり、寝不足など不規則な生活を続けたりすることで自律神経が乱れると、唾液の分泌が減るというわけです。

また高齢になると、そもそも唾液の分泌能が低下し、さらには咀嚼力も低下するので唾液分泌が減少し、口臭が強くなる傾向があるようです。



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